2012年05月01日

「良き牧者なるイエス」  ヨハネ10章11〜18節

4月29日 礼拝式説教  平野信二牧師
 「良き牧者なるイエス」  ヨハネ10章11〜18節

 イエス・キリストの教説に登場する「羊飼いと羊」「農夫とぶどう園」などは、イスラエルの人々にとってはとても身近な題材であり、
「神とイスラエル民族」を例証するものとして旧約聖書にもよく出てきます。

 高橋三郎氏は、11節を「わたしよい羊飼である」(「わたしこそ・・・」の意味)と訳しています。
それは、良くない羊飼い=羊に心をかけず、自分のことだけを考える雇い人のような羊飼いの存在(12〜13節)を匂わしています。
エゼキエル34章では、神から民を託されたイスラエルの指導者たちが、
「自分自身を養うイスラエルの牧者」(エゼキエル34章2節)と呼ばれ、叱責されています。
そして神は、「わたしみずからわが羊を尋ねて、これを捜し出す」(34章11節)と宣言し、ひとりごのイエス様をお送りくださいました。

 その「よい羊飼」であるイエス・キリストは、「羊のために命を捨てる」(11節)お方です。
私たちのために、ご自身の生活を捧げ、生涯を賭けて、最後には、文字通りいのちをも捨てて私たちを罪から救い出してくださいました。
イエスの死は、彼に敵対する人々の計画や時代の流れの中でそうなってしまったものではなく、神のご計画によるものでした(18節)。

 ヨハネ10章のイエスの言葉は、生まれつきの盲人の癒し(9章)の流れの中から出てきました。
そこには癒された人とともに、イエスの敵対者や、彼らに気遣って明確な信仰を持つことができなかった盲人の両親がおり、騒然とした状態でした。
にも関わらず、イエスはいつものようにいのちに溢れ、その心は静かに神と結びついていました。
それは、常にイエスが神とのいのちの関係、愛の関係の中にいたからです。
そしてそれと同じように、私たちもイエスとのいのちの関係、愛の関係の中に導かれています。
また、「この囲い」(16節)とは本来ユダヤ民族のことですが、今日的には教会のことを指しています。
異邦人であった私たちが「わたし(=キリスト)の声を聞き分ける」(16節・新共同訳)ことができるように、
やがて、私たちの家族、友人、多くの神を知らない人々も、キリストの声に聞き従い、神のいのちに生きる者とされる日が来ます。
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4月22日

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「共に死に、共に生きる」  ローマ6章1〜11節

4月22日 礼拝式説教  平野信二牧師
 「共に死に、共に生きる」  ローマ6章1〜11節

 この夏に出版される説教集に、一昨年の夏季聖会における郷家一二三牧師の説教が掲載されます。
その中で郷家牧師は、御霊の与える喜びの一つとして「洗礼の喜び」について、坂戸教会で洗礼を受けたお二人の方の証しを語っています。
私たちは、洗礼によって神の民に加えられます。
「恵みが増し加わるために」(1節)とあるように、洗礼を受けた私たちは、すでに神の恵みの中に生きる者にされています。
パウロはここで、バプテスマ(洗礼)ということを通して、私たちに与えられている恵みについて語っています。

 その第1は、「キリストと共に死んだわたし」です。
洗礼によって、私たちはキリストと一つになります。
洗礼式において、水の中に沈むことは「死」を意味しますが、私たちは、洗礼によってキリストの十字架の死と一つにされます。
それは、私たちが罪に対して死に(2節)、罪との関係において葬られた(4節)ということです。
ですから、私たちは罪の奴隷になり続けること(6節)も、罪ある者の終局である死(の恐れ)に支配され続けること(9節)もありません。

 第2は、「キリストと共に生きるわたし」です。
洗礼によって、私たちはキリストが死から甦ったように、キリストにある新しいいのちに生きる者とされます。
そして、神と共に生き、神のために生きる者とされます。
私たちは洗礼を受けた時からそのようにされているので、それを認めよと聖書は語ります(11節)。
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「復活の事実」  Tコリント15章1〜20節

4月15日 礼拝式説教  平野信二牧師
 「復活の事実」  Tコリント15章1〜20節

 パウロは異邦人への宣教という神からの特別な使命とともに、
使徒たちから伝えられた福音を受け入れ、それをコリントの人々に伝えてきました。
それはダビデの子として生まれたナザレのイエスが十字架で死んで三日目に甦ったこと、
そしてそれを信じる信仰によって罪が赦されるという福音です。
私たちの信仰は、このイエスの十字架と復活の歴史的事実の上に建て上げられたものです。

 そして、このイエス・キリストは2000年前の人類の歴史を生きただけでなく、今も生きておられるお方です。
私たちは朝ごとにイエスの臨在を感じ、毎週の礼拝ごとに共に歩んでくださるキリストを仰ぎます。
神はイエス・キリストを通して、日々、私たちに新しいいのちと使命とを与え、喜びをもって生きる者としてくださいます。
私たちのそのような姿が、今も生きておられるキリストを証ししていくのです。
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2012年04月11日

「そこでわたしに会える」  ルカ27章62節28章〜15節

4月 8日 イースター親子合同礼拝式説教  平野真理子牧師
 「そこでわたしに会える」  ルカ27章62節28章〜15節

 弟子たちは、イエス・キリストが十字架にかけられる前から恐怖の連続でした。
十字架の予告、イエスの逮捕、弟子たちの裏切り、そして十字架と、次々と起こる事に恐れと不安を感じていました。
イエス様に従っていた女性たちも、十字架前後の一連の出来事に恐れと悲しみでいっぱいでした。

 イエス様のお墓に行った女性たちに、まず語られたのは、「恐れることはない」というみ使いの言葉でした。
さらに語られたのは、「イエス様は墓の中にはおられない」ということでした。
復活したお方は、もうお墓にはおられないのです。
十字架で死んだけれども、イエス様は生き返ったのです。
それを聞いた女性たちは、恐れが喜びに変わり、不安が平安に変わっていきました。
そして、次に、み使いは「ガリラヤに行くように」と命じます。
イエス様も「そこでわたしに会える」と言われました。
今日の私たちにとって、「そこ」とは「イエス様の十字架と復活を信じるところ」です。
そこで私たちはイエス様にお会いできます。そして、すべての恐れや悲しみから解放されるのです。
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2012年04月10日

4月8日

今年も教会の庭の桜が咲きました〜
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「躓きの先にある神の使命」  ルカ22章28〜34節

4月 1日 棕櫚の主日礼拝式説教  平野信二牧師
 「躓きの先にある神の使命」  ルカ22章28〜34節

 キリストの試練(試み)は「荒野における悪魔の誘惑」(ルカによる福音書4章)で終わることなく、生涯を通して受けられました。
それはイエスの救いの御業(罪の贖い)に対する挑戦でもありました。
弟子たちは、そのイエスの試練(十字架への道)を共に歩んだ者たちです。
そして、やがて神の教会を指導する者へと立てられていきます。
しかし、その前に彼ら自身もサタンにより振るわれることになります。

 イエスは、ペテロにそのことを告げ
「しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈った。
それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」(32節)

と言われます。
自分自身への不安や、イエスの十字架による死への恐れを感じつつも、自分の挫折を否定したペテロですが、
結局、イエスの予告通りに、「鶏が鳴くまでに……三度」イエスを否認してしまいます。

 その時、ペテロは自分を見つめるイエスのまなざしとともに、イエスの2つの言葉を思い出しました。
それは、裏切りの予告と、「あなたのために祈った」と言われた言葉です。
彼が、その自分の弱さと罪を認め、イエスの執り成しを受け入れた時、
「あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」という使命が、彼のものとして受け止められました。
躓き、それは辛くイヤなものです。
しかし、自分の弱さと向き合うことによって、他者の弱さを担い支える者として神の使命に生きることができます。
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